リメンバーミーヘクターの正体は?死因やなぜ消えないのか解説!
リメンバーミーヘクターの正体は?死因やなぜ消えないのか解説します。
リメンバーミーはメキシコの伝統文化「死者の日」を題材にして、夢に情熱を燃やすことの大切さと家族愛の尊さを伝えたいお話。
主人公ミゲルがあるきっかけで”死者の国”に生きたまま足を踏み入れてしまします。
その”死者の国”から”生者の国”に戻るため、自分のひいひいおじいさんと思っていたデラクルスと会わせてもらうため、ヘクターという骸骨と行動を共にします。
ヘクターは悪者ではなさそうですが、言ってることが怪しく感じる部分があって、ミゲルは途中からヘクターから離れて一人行動を起こします。
ヘクターは一体どういう人なのでしょう?
死者の国では「二度目の死」が訪れると消えてしまうのですが、ヘクターは消えることはありません。
今回は、ヘクターの正体やなぜ亡くなったのかや、最後に消えなかった理由などを解説していきます。
リメンバーミーヘクターの正体は?
【速報⚡】
— ディズニー・スタジオ(アニメーション)公式 (@DisneyStudioJ_A) March 4, 2022
ミゲルとヘクター……
2人はまさかの……⁉️#リメンバーミー pic.twitter.com/ENb0BS7vmi
ひいひいおじいさんであるデラクルスに許しを得たいミゲルと、生者の国に戻った時にミゲルに祭壇に写真を飾ってもらいたいヘクターは意気投合し、行動を共にすることになります。
しかし、途中ヘクターがデラクルスと友人だという事に疑問を感じたミゲルは、ヘクターから離れてします。
ヘクターが怪しい人なのでは?と思う時があるんですよね。
でもヘクターは全く怪しくないのです。
リメンバーミーヘクターの目的
そもそも、ヘクターには生者の国に戻った時にミゲルに祭壇に写真を飾ってもらいたいという目的がありました。
その目的には深刻な理由があったのです。
メキシコでは年に一度、日本でいうところのお盆のように、亡くなったご先祖様達が帰ってくるという『死者の日』というお祭りがあります。
死者の国から生者の国の死者の日のお祭りに行くには一つ条件があり、それは祭壇に自分の写真が飾られていること。
祭壇に写真が飾られているかは”死者の国”と”生者の国”へと境目のゲートで検閲されて、写真がない者は通ることができません。
死者の日のお祭りに参加することができないのです。
日本で言うとご先祖さまがお盆に帰って来れないってことですね。
ヘクターは祭壇に自分の写真が飾られていないことをわかっいるのですが、それでも死者の日のお祭りに行くために、変装をしてそのゲートを通過しようとしていました。
検問所で止められたのにもかかわらず無理やり通過しましたが、そのあとにあるマリーゴールドの橋は渡ることができません。
ヘクターがそこまでして死者の日のお祭りに行きたい理由は、愛する娘にもう一度会いたいからです。
ミゲルに自分の写真を託し、祭壇にその写真を飾ってもらって、『死者の日』のお祭りに参加して、愛する娘にもう一度会いたいと思っていたのですね。
その他にも、後ほど詳しく解説しますが、ヘクターはミゲルと血縁関係があったのです!
リメンバーミーヘクターの死因
ヘクターとミゲルが行動を共にしていると、その時に会った骸骨仲間から、チョリソーをのどに詰まらせ死んだ、とからかわれます。
そうです、ヘクターは、自分の死因はチョリソーを食べて食中毒を起こして死んだと思っていたのです。
リメンバーミーヘクターの死因は毒殺
でも本当は、音楽仲間だったデラクルスが音楽よりも家族を優先し家に帰ろうとしたヘクターを引き留めようとしたが、それができないとわかると、お酒に毒を入れて殺していたのでした。
そしてその事実がわかるとともに、ミゲルのひいひいおじいさんはデラクルスではなく、本当はヘクターだということが判明します。
二人は家族ということに心から喜び合います。
ヘクターの正体がデラクルスに会って真実を聞いて判明するのでした!
ヘクターがもう一度会いたいと思っている愛する娘は、ミゲルのおばあさんココだったのです!!
リメンバーミーヘクターはなぜ消えないの?
『#リメンバーミー 』
— 映画好きの自転車@映画垢 (@T82665344) March 4, 2022
人が死ぬ時は、人に忘れられた時
ヘクターが消えないのは、どんな時も誰よりも、彼を想い続けていたから…
「死」は別れや終わりを意味するのに、死から始まる出会いと明らかになる家族の絆❗️それをカラフルな死者の国を魅力的な音楽に流して描いた後世まで語り継がれる作品👍 pic.twitter.com/PeW944ZSf3
”死者の国”は、”生者の国”で死んだ人が行き着く世界。
イメージしているよりもカラフルで明るく、暗いイメージは全くと言っていいほどありません。
けれども死者の国でも『死』はあるのです。
『二度目の死』というものです。
『二度目の死』それはすなわち骸骨となったその姿が消えてしまう時、存在が無くなってしまう時です。
映画の中でもチチャロンというキャラクターが、二度目の死を迎え消えてしまいました。
チチャロンは消えてしまいましたが、ヘクターは消えませんでした。
物語の途中ヘクターは苦しそうに倒れこみ、死者の国から消えかけていたのです。
でも最後のシーンでは、『二度目の死』を迎えることなく元気に登場していました!
リメンバーミーヘクターが消えない理由
『リメンバーミー』で最後ヘクターは死の国で元気にやっている様子が描かれます。お陰で身なりも綺麗になっています。そしてもう裸足ではなく、新調されていたピカピカの靴を履いていることにより、彼と残されて靴職人の道を歩んだ家族との和解を示してして号泣。 pic.twitter.com/XkGRRzenI3
— ドラゴン士 (@eigarunner) March 4, 2022
ヘクターが二度目の死に至らなかったのは、ミゲルが無事に死者の国から生者の国へ帰ることができたから。
そして、ひいおばあさんのママ・ココにギターを弾き「リメンバーミー」を歌い、ママ・ココの記憶の中にヘクターを思い出させることができたからです。
死者の国から消えてしまう『二度目の死』を迎える条件はたった一つです。
生きている人間から生きていた頃の自分の存在が記憶から消えてしまうこと
自宅の祭壇に写真がなかったヘクターは、ミゲルのひいおばあさんのママ・ココが、年を取って昔の記憶が無くなりかけた時に、一度は『二度目の死』を迎えそうになりました。
でも、ミゲルからママ・ココへの働きかけと、写真を飾りみんなにヘクターの話をすることで、生きている人たちの心の中にヘクターを蘇らせることができたからです。
それで、ヘクターは消えなかったのです。
リメンバーミーヘクターのまとめ
リメンバーミーヘクターの正体は?死因やなぜ消えないのか解説しました。
リメンバーミーで主人公ミゲルと行動を共にするヘクターは、家族を捨てたと思われていた、ミゲルの高祖父でした。
家族を捨てたわけではなく、音楽のパートナーから毒殺されて、家族の元に帰ることができなかったのです。
死者の国では、生きている人に忘れられてしまうと、『二度目の死』を迎え消えてしまいます。
でもヘクターはミゲルのおかげでいつまでもみんなの記憶に残る人になったため、二度目の死を迎えずに死者の国で存在し続けることができたのです。
リメンバーミーは、夢を追う事の大切さとともに、家族愛、亡くなってもずっとその人の事を覚えておくということが大切、ということに気づかせてくれるお話です。
ぜひ一度は観てほしい映画です。
今回は、リメンバーミーヘクターの正体は?死因やなぜ消えないのか解説しました。