スケボーオリンピックはレベル低い?地味でつまらないと言われる理由なぜ?
スケボーオリンピックはレベル低い?地味でつまらないと言われる理由なぜ?
スケボー(スケートボード)は前後に車輪がついた板に乗って技を行い、その難易度や高さ、スピードなどを評価する採点競技。
東京2020大会で初めて公式競技となり、パリ2024大会、ロサンゼルス2028大会でも実施されることが決まっています。
そんなスケボーですが、レベルが低くてつまらないと評価する人がいます。
いったいどういうことでしょう?
スケボーオリンピックはレベル低い?
スケボーオリンピックはレベルが低い、というのをよく聞きます。
スケボーにはスゴく難しい技があるってとてもレベルがどうこういうような競技とはおもえません。
しかしオリンピックとなるとレベルが低いと言われてしまいます。
なぜスケボーがオリンピックでレベルが低いと言われるかというと、他のオリンピック競技と比べてってことのようです。
他の競技と比べるとレベルが低い
そもそも違う競技でどちらのレベルが高いか低いかというのは、比べようがないです。
競技をやっても、例えばスケボーと、バドミントンと戦うことはできませんよね。
だから、他の競技と比べるとしても競技で戦うというわけではないのです。
ではどういったところを比べているのかというと、その競技を自分のものにするためのプロセスというか、時間的なものです。
実際スケボーはかなり難しいのはわかっていますが、たとえば柔道は十数年間人生をかけて打ち込んできて、やっと頂点に立てる、っていうイメージでしょうか。
そういった部分で薄い感じがして、オリンピックの競技の中でのレベル感が低く感じられるのかもしれません。
年齢層がかなり低い
オリンピックに出場するアスリートは競技によって年齢層が全然違います。
柔道選手の平均年齢は男女ともに25歳、卓球選手で20歳です。
ところがスケボーの選手の場合は平均で16.1歳。
10代であっても18歳とかだともうベテランの域になってしまうのです。
もちろん幼い頃からずっとスケボーの練習に時間をささげてきたと思いますが、選手として成熟するのがかなり早い競技なのでしょう。
そこで、年齢層が低いことも競技のレベルが低いと思われてしまう部分かもしれません。
スケボーオリンピックは地味?
スケボーオリンピックは地味だという声もあります。
スケボーは、実際の競技を見れば、ダイナミックな動きも多く、そういった動きは爽やかで華やかなところもあります。
しかし、たとえば新体操の床競技ように、同じように身体全体を使う競技のように、動きの違い一つ一つがわかりやすい競技とは違いますよ。
ダイナミックな動きをするスケボーですが、その違いが素人にはわかりにくいのだと思います。
スケボーのトリック
スケボーの技のことをトリックと言いますが、そのトリックはとても細かく分類されています。
大きく分けて以下の11の系統のトリックがあります。
・ショービット系
・オーリー系トリック
・フリップ系トリック
・インポッシブル系
・グラブ系トリック
・グラインド系トリック
・スライド系トリック
・フリースタイル系トリック
・アール系トリック
・エアー系トリック
・個性系トリック
更に、この系統のトリックそれぞれに細かくいろいろな技が分類されていくのです。
元々スケボーは街の中での遊び道具だったので、街の中の階段を使ったものや、建造物を使ってのトリックは観ていてとっても楽しいです。
しかしオリンピックの競技になると、競技のためにつくられた施設の中でのトリックになるので、素人にはパッと見た時に違いがわからないでしょう。
そういった技の細かさが地味だと思われてしまうのかもしれません。
スケボーオリンピックはつまらない?
スケボーオリンピックはつまらないという人は、きっとスケボーの技をたくさん知っている人だと思います。
前述のとおり、元々スケボーは街の中での遊びから始まっています。
街の中の人が歩くところや公園の中を、あのスケートボードに乗って、颯爽と駆け巡る姿をイメージすると、まずは楽しい、面白い!というのが出てくると思います。
でもオリンピック用に作られた施設の中で、限られたトリックしか使えないダイナミックなスケボーは、本来のスケボーの良さが半減しているような気持ちになるのでしょう。
オリンピックのスケボーがつまらない、と思う人たちは街乗りを楽しめる人たちに多いのでしょう。
スケボーオリンピックのまとめ
今回はスケボーオリンピックはレベル低い?地味でつまらないと言われる理由なぜ?ということで解説しました。
オリンピックでのスケボー(スケートボード)は2020年の東京オリンピックから競技として選ばれ、2024年のパリ大会、2028年のロサンゼルス大会まで、種目として決まっています。
元々がストリートでの遊びの中から生まれた競技で、その技の種類は多岐にわたります。
選手として成熟する年齢が早く、他の競技よりも早く成長するため、オリンピック競技の中でレベルが低く感じてしまうようです。
また、ダイナミックな技が豊富ですが、詳しくないと違いがわからず本当の楽しさがわかりづらいという部分もありました。
本当のスケボーを知っている人にとっては、オリンピックのスケボーは決められたルールが沢山あって、本当の楽しさがなく、つまらないと感じる部分があるようです。
でも日本はスケボーではかなり優秀な成績を残すことができますので、今回のパリオリンピックでもメダルを持ち帰ってくれるのが期待できそうです。
みんなで応援はやっていきたいですね!
今回はスケボーオリンピックはレベル低い?地味でつまらないと言われる理由なぜということで解説しました。