夏目アラタの結婚真犯人は誰?あらすじから結末をネタバレ解説!
夏目アラタの結婚真犯人は誰?あらすじから結末をネタバレ解説!
「夏目アラタの結婚」は「医龍」などで有名な乃木坂太郎先生の作品で、獄中結婚からはじまるラブサスペンス作品。
猟期的連続殺人犯として捕まったのは、“品川ピエロ”として世間を騒がせた品川真珠。
主人公夏目アラタがプロポーズをしたことにより、今まで事件の真相をあかさなかった真珠が、本当の事を語り始める。
「ボクは犯人じゃない」と言い始めた真珠の言葉は本当なのか、嘘なのか。
夏目アラタも読者も、真珠の言葉に翻弄されるのだが、連続殺人犯は誰でしょう?
漫画を全巻読んでのあらすじを結末まで解説していきます。
※ネタバレになるので知りたくない人はこれから先は読まないでください!
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「夏目アラタの結婚」真犯人は誰?
最初に結論から言います。
「夏目アラタの結婚」の犯人は品川真珠です。
このお話の被害者は山下良介、相沢純也、周防英介の三人で、この連続殺人は品川真珠が真犯人です。
でも真珠の言い分は、
「自分ではやっていない」というものから「自分は三人の願望をかなえる手伝いをした」という自白に変わっていきます。
「夏目アラタの結婚」の登場人物
「夏目アラタの結婚」の主な登場人物を紹介します。(カッコ内は実写版映画のキャスト名。)
- 夏目アラタ(柳楽優弥)
児童相談所勤務の30代独身。荒んだ家庭環境で育ったため結婚に興味がなかったが、ひょんなことから死刑囚・品川真珠と面会し、その場しのぎのためにプロポーズ。真珠と獄中結婚をする。 - 品川真珠(黒島結菜)
連続殺人鬼“品川ピエロ”と呼ばれる死刑囚で頭が切れる。歯並びが気味悪いほど悪い。 - 宮前光一(中川大志)
真珠の弁護士。幼い頃に真珠に会ったことがあり、無罪を信じている。真珠の母・環に好意を抱いていた。 - 桃山香里(丸山礼)
アラタの職場児童相談所の先輩。通称“桃ちゃん”。アラタの好みのタイプで年上でぽっちゃり体型。 - 大高利郎(立川志らく)
アラタの上司で児童相談所の所長。問題児だったアラタのことは息子のように思っている。 - 神波昌治(市村正親)
品川真珠の控訴審での裁判長。真珠を疑っている。 - 桜井健(福士誠治)
品川真珠を追い詰める裁判の検察官。 - 井出茂雄(今野浩喜)
拘置所の刑務官で真珠に翻弄される。 - 藤田信吾(佐藤二郎)
死刑囚アイテムコレクター。離婚後、新聞屋を営む。 - 品川 環
真珠の母。石川県出身。未婚のまま真珠を出産し、真珠が中学の時に病死。 - 山下卓斗
14歳。真珠に殺された3人目の被害者・山下良介の息子。父親の首を探してアラタの名を騙って文通していたがアラタに止められる。 - 相沢純也
品川ピエロの2人目の被害者。大手進学塾の人気講師。当時30代。真珠と交際していた。 - 周防沙菜
真珠が命を奪ったとされる1人目の被害者・周防英介の妹。ブラコンでアラタに好意を抱く。 - 三島正吾
真珠の父と名乗る男。環とは高校の同級生。真珠が看護学生のときに研修生として勤めていた病院に入院してきた。
夏目アラタの結婚ネタバレ:アラタと真珠の出会い
被害者の息子、山下卓斗(被害者・山下良介の息子)は不登校であるため、児童相談所職員のアラタが話を聞きに卓斗の自宅へ行きます。
そこで、アラタは卓斗が真珠に殺害された父親の首の行方と、父親が真珠に惹かれた理由を知りたいと思い、夏目アラタの名を使って獄中の品川真珠と文通をしていたことを知る。
それがきっかけでアラタは真珠に会うことになった。
本来の目的は山下卓斗から頼まれた、父親の首の行方を聞くことと真珠がどんな人物か見てくることだったのだ。
ただ真珠は事前にマスコミの報道で知っていたものとは違い、頭は切れてなかなか勘の良い、そしてとても可愛い少女であった。
アラタが手紙の主でないのかもと悟った真珠は、アラタとの交流を終わらせようとしたため、それをつなぎとめるために思わずプロポーズをしてしまったのがこの物語の発端。
夏目アラタの結婚ネタバレ:品川真珠の正体は
そんな品川真珠の正体は、本物の品川真珠の実の妹だったのです。
真珠の母親環は、第一子の真珠を産んでからすぐにシングルマザーになりました。
そして本物の真珠は母・環と一緒に階段から落下して幼いうちに命を落としてしまったのだった。
その後、環は誰にも知られないように、真珠とは違う父親の子供を身ごもり、極秘に出産をして、妹になる第二子を真珠として育てたのだった。
この第二子で、真珠の代わりとなった女の子が、連続殺人犯で夏目アラタの結婚相手となる品川ピエロこと、品川真珠です。
環は真珠を2歳年上の姉に偽装するため、ネグレクトにもかかわらず食事だけはパックごはんとツナ缶を与え、太らせました。
乳歯から永久歯に移行状態で、年齢もわかってしまうので、歯医者にも連れていかずだったため、真珠の歯はボロボロになったのでした。
夏目アラタの結婚ネタバレ:真珠の父親は誰?
品川真珠の生い立ちを考える時、父親は誰か?ということになるのですが、最後まで真珠の父親は誰かはわかりません。
真珠の母の品川環は、かつて高校の同級生だった三島正吾と交際していて、その頃に妊娠。
でも環は三島正吾とは籍を入れることはなく、そのまま別れてしまいます。
でも、この三島省吾は、赤ちゃんの時に階段から落下して亡くなった、本物の真珠の父親で、凶悪犯の真珠の父親ではありませんでした。
真珠は自分の父親も探していたけれど、誰かはわからないままです。
自分の弁護人である、宮前光一が母親環とも交流があり、自分の幼い頃を知っているというので、父親なのではないかと疑っていましたが、宮前はDNA鑑定ができる状況であったにもかかわらず、鑑定はしませんでした。
後に、真珠の誕生日がわかることで、宮前が父親だという可能性が限りなくなくなってしまったのですが、宮前は「真珠は自分と環の子。検査をしなくてもわかる。」と言ったのです。
それは宮前は真珠の父親ではないが、真珠の父親と思う事にしたとしか取れない言い方でした。
夏目アラタの結婚ネタバレ:結末は?
真珠の住んでいた部屋から発見されていた血痕の持ち主は、やはり三島正吾のものでした。
三島は、赤ん坊だった本物の真珠を事故とはいえ殺したとほのめかした上に、うらぶれた生活を送る三島が真珠に会い、執拗に金と身体を求めるのでした。
それで真珠は、初めて三島にだけは殺意を向けて命を奪ったのです。
他の3人は願望をかなえてあげただけたっだのです。
真珠は結局3件の自殺ほう助と、1件の殺人の罪に問われ、懲役12年が確定。
9年後、仮釈放された真珠の横にはアラタがいるのでした。
最後は二人が一緒にいるってことで、ほっこりしました。
夏目アラタの結婚ネタバレのまとめ
夏目アラタの結婚真ネタバレ犯人は誰?あらすじから結末まで解説しました。
結局のところ、この物語の真犯人は品川真珠だったのですが、漫画を読むと結果をしるだけではない、アラタと真珠の駆け引きや、周りの人たちが真珠に翻弄されていく様が面白く最後まで一気に読んでしまいます。
これは謎解きを楽しむサスペンスではなく、真珠と周りの人たちとの駆け引きから、自分も翻弄されていく、本当の真珠の姿はコロコロ変わっていくので、その変わり方を楽しむサスペンスだと思いました。
今回実写映画化されますが、夏目アラタや、品川真珠のキャスティングは見事!!と思うくらいピッタリです。
長くても2時間ちょっとの映画です、どこまでこの漫画が再現されるのか、楽しみにしたいと思います。