KingGnu硝子窓MV考察!ストーリーやキャラクターも紹介!
KingGnu硝子窓のMV考察!ストーリーやキャラクターも紹介します!
KingGnuの「硝子窓」MVにはどんな意味があるのでしょう?
映画『ミステリと言う勿れ』の主題歌であるこの「硝子窓」のMVは、前作「カメレオン」の続編になっています。
カメレオンの時と同じく、監督はOSRIN氏で、PERIMETRONメンバーやCGプロダクション会社N-DESIGNなど、多才なクリエイターがこの作品に関わっていますね!
MVの中で描かれるストーリーは、きちんと歌詞のイメージをなぞってはいますが、抽象的なので、さまざまな解釈ができるようです。
この記事では、King Gnuの「硝子窓」 MVの意味を考察してみました!
ストーリーやキャラクターについても紹介していきますので、最後まで読んでみてください♪
King Gnuの硝子窓 MVの意味は?
King Gnuの「硝子窓」のMVは、その独特なストーリーテリングと象徴的な映像で話題になっています。
このMVは、前作「カメレオン」の続編として制作されたもので、登場するキャラクターたちのその後を描いてます。
「カメレオン」では愛と自由をテーマに描かれていましたが、この「硝子窓」MVの中心にあるのは、愛と自由、そして再会!ということになるのでしょう!
MVの象徴的な意味
「硝子窓」のMVは、前作「カメレオン」の物語を引き継ぎ、キャラクターたちの感情的な旅を描いているようです。
「硝子窓」MVの中心にあるのは、愛と自由と再会というテーマ
主なキャラクターは、有名な舞台俳優テレス、彼の恋人と思われるレオン、二人に寄り添う愛犬ザックス、そして新たに登場するタクシードライバーがいます。
物語は、レオンが「理想の自分になれる薬」を飲んで天に昇った後から始まります。
テレスはレオンを追いかけていき、二人の愛と絆をテーマにした物語が展開されます。
特に、キャラクターたちが操り人形のような糸に繋がれている描写は、自由を求めるテーマを象徴しています。
前作で有名人になってしまったテレスは、自由がなくなってしまったのでしょう。
名声は手に入ったかもしれないのですが、それ以上に失ったものが多かった、と思えます。
他にも、このタクシーのギアは「R」、つまりリバースに入っているんですよ。
不思議な映像がいっぱいなので、もはやおかしいとは思わないのですが、リバースという事は、バックしているはずですが、映像はもちろんどんどん前へ進んでいます。
このリバースというのはテレスが昔に戻りたい!と思って、タクシーは前に進んでいるけど、心は昔に戻したいと思っていることの象徴だと解釈できます。
自由だった過去への憧れ、自由を求める姿の象徴がたくさんあります
2つの異なる解釈とその根拠
「硝子窓」MVには、2通りの見方があります。
死後の世界の話
1つ目は、天に昇ったレオンを追いかける死後の世界線という解釈です。
簡潔に説明すると、このMVは、テレスがレオンに会いたいという強い願いを持って、最終的に彼と再会を果たすというストーリーです。
前作の終わりでは、二人はちゃんと向き合って幸せそうにしているので、前作の終わりはなんだったんだろう、という事にはなります。
今回は、テレスが天に昇って再会しているので、あの最後のツーショット、あの場面こそがレオンの夢、憧れの場面だったということでしょうか?
私は、前作でレオンが天に昇ったのはレオンの夢の世界、だと思っていたのですが、死後の世界線という解釈であれば、それが間違いだったということです。
「カメレオン」のMVで描かれたストーリーはハッピーエンドであったのではなく、今回こそが真のハッピーエンドなのかもしれません。
レオンのイメージの中の話
もう1つの見方は、正気を取り戻したテレスの頭の中という世界線です。
この考え方は、「カメレオン」のMVで描かれたストーリーが実はハッピーエンドで、その後のテレスの内面世界を描いているのでは?という考え方です。
テレスの内面では地位や名声があっても求めるものはレオンとの穏やかな時間、というようなことでしょうか。
どちらの考え方も、MVの象徴的な映像や、歌詞、を理解しつつ考察できる見方です。
あなたにはどっちの内容がしっくりきますか?
硝子窓MVの登場人物やストーリーを紹介
King Gnuの硝子窓のMVのストーリーは具体的にどういった内容なのでしょう!
登場人物、ストーリーをわかりやすく紹介していきます。
King Gnuの硝子窓のMVの登場人物
まずは、主要なキャラクターを紹介しましょう!
- 気高くひたすらに美しいテレス
- 勇敢で優しさに溢れたザックス
- 頭が割れた少し気弱なレオン
映像では名前が出ないのですが、とキャラクターの名前とキャラ設定、これは監督のOSRIN氏がカメレオンの時にコメントしていました。
今回の「硝子窓」MV制作では「人生で初めて物語の続きを作った。」とおっしゃっていました。
今回新たに登場したのが、物語の中心の場所となるタクシーと、その運転手タクシードライバーです。
物語は、前作「カメレオン」の時にレオンが「理想の自分になれる薬」を飲んで天に昇った後から始まります。
テレスはレオンを追いかけて、二人の愛と絆をテーマにした物語が展開されていくのです。
つまり、「カメレオン」はレオン目線の愛のストーリーで、今回の「硝子窓」はテレス目線の愛のストーリーなのです。
- 「カメレオン」はレオン目線のストーリー
- 「硝子窓」はテレス目線のストーリー
このストーリーは、死後の世界やテレスの内面世界など、複数の解釈ができます。
King Gnuの硝子窓のMVのストーリーは?
「硝子窓」MVのストーリーは、テレスがタクシーに乗り込み、タクシーの中で、テレス本人が失踪したことを知らせるニュースが流れるシーンから始まります。
この硝子窓MVで初登場のタクシードライバーが座っている椅子には腕が付いています。
椅子の腕の手のひらには「目」が付いているので、手のひらを返して後部座席のテレスのことを見ることができます。
タクシーが渋滞に巻き込まれると、テレスは先を急ぐように促しますが、ドライバーは当然のように追加料金を請求します。
テレスはアタッシュケースから札束を出して、急ぐように指示をします。
この辺は「硝子窓」の歌詞、「今日だけは全てに糸目はつけないの」を表していますよね。
その札束をタクシーの現金回収機に投入すると、車から足が出てきて、渋滞の中をどんどん進むことができるのです。
途中、パトカーに追われながらも、タクシーは工場内に逃げて助かるのですが、その工場で、たくさんのレオンそっくりのマネキンの中をかきわけ進んでいきます。
そのマネキンを見て、テレスはまたレオンのことを思い出したように、天に向かって身を乗り出しますが、これはザックスが引き留めます。
そして天の上に行きたいテレスは、ドライバーに天に向かうように頼むのですが、そのために、前作からテレスが身に付けていた、鳥の形のブローチを差し出すのです。
ブローチをタクシーの現金投入機の中に入れると、タクシーに羽が生えてきて、空を飛んでいきます。
最終的に、テレスは天に向かって羽ばたくタクシーのおかげて、天に昇ったレオンと再会します。
また、MVの終わりには、幸運や癒しを象徴する白い鳥が登場し、テレスとレオンの愛の深さが表現されています。
King Gnuのカメレオンとの繋がり
King Gnuの「硝子窓」MVは、彼らの前作「カメレオン」と深い繋がりを持っています。
この繋がりは、キャラクター、ストーリー、さらにはMVの全体的なテーマに至るまで、多岐にわたります。
King Gnuカメレオンはドラマの主題歌
「カメレオン」は、そのキャッチーなメロディと深い歌詞で、多くのファンに愛されています。
King Gnuの井口さんのあの高音のかすれた声がまたとても良い雰囲気を醸し出していますね。
この曲がTVドラマ『ミステリと言う勿れ』の主題歌ということで、さらに多くの注目を集めました。
ドラマのテーマと曲のメッセージが見事にマッチして、視聴者に強い印象を残したのでしょう。
「カメレオン」は「僕」から「君」への愛のメッセージとなっていますが、これはMVでいうところの、レオンからテレスへのメッセージと思えて仕方がありません。
そして、この「硝子窓」は劇場版『ミステリと言う勿れ』の主題歌なのですから、それは深いつながりになりますよね!
「硝子窓」MVに込めた秘密
「硝子窓」MVは、「カメレオン」の物語を引き継ぎながら、新たな視点での物語を表現しています。
今回のMVでは、前作に登場したキャラクターたちのその後が描かれており、特にレオンとテレスの関係が深く掘り下げられているように感じます。
MVには多くの象徴的な要素があって、見る人によってさまざまな解釈ができます。
例えば、キャラクターたちが糸で操られているような描写は、自由と束縛のテーマを象徴しているようです。
キャラクターが糸で操られているのは自由と束縛のメッセージ
さらに、MVの最後に登場する白い鳥は、希望や再生を象徴しているとも解釈できます。
最後に登場する白い鳥は希望や再生を象徴!
これらの要素は、「カメレオン」の物語を引き継ぎつつ、新たなメッセージを伝えるために使われているような気がします。
「硝子窓」MVの小ネタと隠された意味
King Gnuの「硝子窓」MVは、その映像美と深い物語性だけでなく、細部に隠された小ネタがあって、見る人を楽しませてくれています。
私も見逃している隠しネタがあるでしょうから、MVを何度も観ることで新たな発見があると思います。
MV内の隠された要素とその意味
「硝子窓」MVには、さまざまな隠された要素が含まれています。
例えば、タクシー内で流れる映像には、King Gnuの他の楽曲「Prayer X」のMVに登場したキャラクターが映っていたり、タクシーのお金回収機は、「SPECIALS」のMVでの井口理さんの歯を彷彿とさせるデザインになっています。
これは、バンドの過去の作品へのオマージュとも取れます。
これらの要素は、MVのストーリーだけでなく、バンドの歴史やメンバーの個性にも光を当てています。
King Gnuメンバーとの関連性
さらに、MV内にはKing Gnuのメンバーをモチーフにしたキャラクターやオブジェクトが登場します。
羽が生えて空を飛ぶタクシーがKing Gnuの姿ではないか!
今回のMVで初登場したのはタクシー運転手のキャンディ。
そのキャンディですが、鼻ピアスをしています。そこで思い出すのが、「SPECIALZ」で、常田さんが、鼻ピアスをしていたのと同じく、タクシーの運転手キャンディも鼻ピアスをしています。
また「SPECIALZ」で井口さんが、金のchainネックレスを身に付けていましたが、運転席に生えている腕の手首にも金のチェーンネックレスを付けています。
タクシーのバックミラーにつられている人形は、新井さんのドレッドへアに似ていて、またこれも「SPECIALZ」で新井さんが宙づりされていたのを思い出しますよね!
ここまでくると、ドラムの勢喜遊さんを探したくなります!
そうして、このタクシーが渋滞の中、足が生えてきて、どんどん前に進んでいく様、そのあとはこのタクシーに羽が生えて空を飛ぶ姿、それこそがKing Gnuの姿を象徴していると思えてしまいますね!
まとめ
今回は、話題作King Gnuの「硝子窓」MVにはどんな意味があるのかを考察してみました。
前作「カメレオン」から引き続いた物語になっていて、その中に、愛と自由、そして、King Gnuの姿を見ることができましたね。
このMVは映像の芸術的な部分だけではなく、そのストーリーが歌詞もよく考えられてて、すごくいいMVだな、と思いました。
King Gnuの「硝子窓」MVの意味の考察を、前作「カメレオン」のストーリーから見直してやってみました。
まだまだ隠れネタもありそうなので、見つけたら追記していきますね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
>>>>前作KingGnuカメレオンのMV考察はこちらから!