映画あんのこと実話のあらすじネタバレ!映画ラストシーンの結末も!
映画「あんのこと」実話のあらすじネタバレ!映画ラストシーンの結末も解説します!
河合優実主演の最新映画「あんのこと」は公開されるや否や、凄い反響となっています。
壮絶な人生の少女の話「あんのこと」はある新聞記事の実話をネタ元にして考えられたストーリー。
今回は河合優実主演の映画「あんのこと」の実話のあらすじネタバレ!結末も詳しく解説します!
9月13日(金)からAmazon Prime Videoにて見放題独占配信決定しました。
映画を見逃したかたはぜひ!
映画「あんのこと」は9月13日からAmazonPrimeで視聴できます!
映画「あんのこと」あらすじ
#河合優実×#佐藤二朗×#稲垣吾郎、『#あんのこと』が9月13日(金)からAmazon Prime Videoにて見放題独占配信致します。劇場で見逃した方は是非ご覧ください。 pic.twitter.com/xB4PkwWNTn
— 映画『あんのこと』公式 (@annokoto_movie) September 11, 2024
まず、「あんのこと」のあらすじはこちらです。
21歳の主人公・杏は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、十代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という変わった刑事と出会う。
映画「あんのこと」公式サイトより
大人を信用したことのない杏だが、なんの見返りも求めず就職を支援し、ありのままを受け入れてくれる多々羅に、次第に心を開いていく。
週刊誌記者の桐野は、「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、慎重に取材を進めていた。ちょうどその頃、新型コロナウイルスが出現。杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは、あっという間に失われてしまう。行く手を閉ざされ、孤立して苦しむ杏。そんなある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされる──。
この「あんのこと」は2020年6月、新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事」をネタ元として、入江監督が脚本を手掛けた作品。
その少女から話を聞けたわけではないので、モデルではあるけど特定の一人の少女の話ではありません。
コツコツと取材を続けて、たくさんの人に会い、コロナ禍で生活苦に悩む女性の告白などを、集めてつなげて「あん」という象徴的な女性像を映像化したものです。
この主人公の少女だけでなく、彼女を支援する警察官の多々羅。
それから多々羅と交流のあった雑誌記者の桐野にもモデルの人物がいて、時系列の違いはあっても事実に近い人物設定になっているようです。
ここからはネタバレもありますので、未鑑賞であらすじを知りたくない!という人は飛ばして読んでくださいね!
映画「あんのこと」結末
映画「あんのこと」の結末は・・・
杏は左腕をきつくしばり、慣れた手つきで覚醒剤を注入し、その効き目を感じる間もなくベランダから飛び降りました。
杏は自らの命を絶ってしまいます。
杏の死は覚醒剤の幻覚による自殺ではなく、覚醒剤を打つことで、最後に自分自身を裏切る行為をして、世の中に決別をしたのです。
身体を殺すことよりも前に、自分の心を殺す行為として選んだように思えます。
絶望の中でだけ生きている時は、それが絶望なのかはわからなかったでしょうが、希望を知ってしまった後の絶望の世界は、とてつもなく深い闇が心の中を侵食していっているのだと思います。
映画「あんのこと」のあらすじネタバレ
「あんのこと」が公開され、SNSでも感想が寄せられています。
映画『あんのこと』虐待、売春、ドラッグに溺れる少女の絶望と希望を河合優実が熱演!新場面写真を一挙解禁https://t.co/Vk784bw6f3#あんのこと #河合優実 #佐藤二朗 #稲垣吾郎 pic.twitter.com/SMSpna7IGV
— ムービーコア (@movie_core2014) May 7, 2024
21歳の香川杏(河合優実)は機能不全の家庭に生まれ、虐待の末ドラッグに溺れる少女。
映画『あんのこと』あんの育った家庭
足の悪い祖母・恵美子(広岡由里子)とモラハラの母・春海(河井青葉)とゴミにまみれたアパートの一室で暮らすしていて、家族の生活費を売春で稼ぐよう強要されている。
杏の最初の売春は12歳の頃、母親に紹介された客。
母親から“ママ”と呼ばれ半ば暴力で支配され、杏には自分の意思というものがなかった。
すさんだ家庭を学校でいじられるのが嫌で不登校になり、学校に行かないから、基礎学力もない。
また母親は学校に行かせようともしない、ある意味これも虐待。
さらに杏は16歳の頃、母親に紹介された売春の客にシャブを打たれ、シャブ中になってしまう。
映画『あんのこと』警察に捕まる
言われるまま売春を繰り返し周囲に流されるがまま覚醒剤に頼るようになった杏。
いつものようにホテルで売春をしたときに、相手の男が“キマった”末に急にひきつけを起こし倒れてしまい、逃げ遅れたあんは警察のお世話になってしまいます。
杏はこのことがきっかけで、刑事の多々羅(佐藤二郎)に出会い、更生の道を歩むことになります。
多々羅は型にはまっただけの刑事とは違い、杏の傷ついた心に真正面からズカズカと入りこむタイプの人でした。
また、多々羅は警察署外で、サルベージ赤羽(薬物依存者の更生を目的とした団体)を率いていて、多々羅に信頼を寄せた杏は素直にそのサルページに通い始めることになりました。
映画『あんのこと』杏の新たな世界
サルページには年齢性別問わず、様々な仲間が通ってきています。
多々羅はいつも依存症患者たちに「1日1日を積み重ねろ」と唱え続けて、仲間たちの心の支えになったり、実際の支援などもやっていた。
サルページには多々羅の友人であるジャーナリストの桐野(稲垣吾郎)もたびたびやって来ていた。
「多々羅さんにはお世話になっていて、、」という桐野は人見知りな杏にも優しく声をかけてくれ、急速に杏と距離を縮めるのであった。
多々羅は、義務教育もろくに受けていない杏に、教育の機会を与えてやり、新たな仕事や住居探しを始める。
少しずつ文字を覚え、他の人とのかかわり方も学び、杏はとうとう実家を離れシェルターに入ることができたのです。
映画『あんのこと』老人ホームに乗り込んでくる母親
奇跡のような出会いで杏は救われると思っていたのですが、事件が起きます。
杏は多々羅の計らいで介護施設で働いていたが、その施設のミスで、給与明細を母・春海の住む実家へと送ってしまったのだった。
稼ぎ頭の杏を失って生活に困っていた母親の春海が施設へ怒鳴り込んできます。
杏の髪をつかみあげ暴れまわる春海を、杏に特別な愛情をもって接していた入居者・原康太(小林勝也)が車いすで突進し制止します。
施設長も応戦し、ついに春海を追い返すことができたのだが、春海は買えり間際に「ばあさんが死んだらお前のせいだ」と捨て台詞を吐きます。
自分と同じ弱い立場の祖母のことは杏も心配でたまらないことを知っている春海の抵抗でした。
気にはなりながらも、やっと手に入れた仕事や、他の世界とのかかわりを手放すわけにはいきません。
施設長の「あなたと母親は別の人間。母親の問題はあなたのものではない」の言葉に杏は救われ涙を流します。
映画『あんのこと』多々羅はどうなる?杏は?
そんなある日、多々羅がサルベージに通っていた女性に性行を強制したとして逮捕されてしまいます。
逮捕のきっかけは驚くことに週刊誌の記者、桐野が書いた被害者の証言つきの暴露記事だったのです。
この事件でまるで年の離れた兄弟のようだった3人が離れていくことになります。
そして、時はコロナによる緊急事態宣言下。
杏の働く施設でも人員整理がされることになり、非正規雇用だった杏と他数名が解雇されることになってしまいました。
多々羅も桐野も失った杏に、職も失ってしまうという現実が重くのしかかってしまいました。
そんな孤独を感じている中、シェルターの隣に住む三隅紗良(早見あかり)が訪ねてきて、幼い息子・はやとを杏に押し付け、走り去っていったのです。
はやとはまだ言葉も話せないほど幼いのに。
最初は困惑するものの、杏ははやとのお世話を一生懸命、杏なりに心を尽くしてやっていきます。
映画『あんのこと』ラストシーン
何もかも失った杏の生きがいにもなろうかとなった頃、またもや母・春海が現れ、はやと共々実家へと連れ戻します。
春海は自分とコロナの疑いのある恵美子の生活のために、また杏に「3人くらい客取ってこいよ」と命じました。
そしてそれに逆らえない杏。
身体を売り歩き、くたくたになって戻った実家に、はやとの姿がなく、杏はパニックになります。
「児相が連れて行った」という春海に包丁を向けるも恵美子にとりなされその場はおさまりました。
杏は、未来の希望の象徴になるはやとを失ったことの喪失感は想像を絶するものだったのでしょう。
自宅へ戻ると覚醒剤を打ちベランダから飛び降りてしまいました。
杏の死を知った多々羅は、「彼女は覚醒剤の作用によって死んだのでなく、積み上げてきたものを無に帰した自責の念で死んだのだ」と涙を流しました。
映画「あんのこと」あらすじネタバレのまとめ
今回は映画「あんのこと」実話のあらすじネタバレ!映画ラストシーンの結末も!ということで解説しました!
映画「あんのこと」は、あんの想像を絶する家庭環境は実話を基に入江監督が脚本にされた作品でした。
ネタ元は、“2020年6月に新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事」”で、実話になります。
一人の少女の新聞記事が目に留まったことが発端で、作られたフィクションですが、たくさんの取材を重ねて出来上がった作品はまるでドキュメンタリーのようでした。
扱っているテーマはデリケートな内容でかなりな社会派です。
すごく重い内容ですが、たくさんの人に見てほしいです。
今回は映画「あんのこと」実話のあらすじネタバレ!映画ラストシーンの結末も解説しました!