インサイドヘッドヨロコビがいじめっ子?ひどい言われる理由はなぜ?
インサイドヘッドヨロコビがいじめっ子?ひどい言われる理由はなぜ?
2024年8月にはシリーズ2も公開予定で、かなりの人気作品だと思います。
けれどそんなインサイドヘッドがひどい!という声があるんです。
ヨロコビがカナシミに対していじめをしているようだと言われているのです。
いじめっ子とは「ヨロコビ」というキャラクターにそぐわないようですが、一体どうしてそんな話になったのでしょう?
今回はインサイドヘッドがひどい!ヨロコビいじめっ子と言われる理由はなぜ?ということで解説していきます。
インサイドヘッド
この映画は着眼点が凄いです。
そして、人の考える過程、そして思い出を持つこと、それをしまっている場所など、抽象的なものをうまく映像化していると思いました。
でも、そんなインサイドヘッドはひどいと言われているのです。
インサイドヘッドとは
インサイドヘッドとは、主人公11歳の少女ライリーの頭の中にいる「ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ」という5つの感情がドラマの進行役になって展開していきます。
最初に生まれた感情はヨロコビ。
そして、少し遅れてカナシミという感情が生まれます。
その後からイカリ、ムカムカ、ビビリ、など、言われてみれば確かに確かに、、、自分もそうやって大きくなったなと思えます。
主人公の女の子ライリーは楽しい友達に囲まれて、幸せな少女時代を送っていたのですが、父親の都合でそれは突然激変します。
自然の美しいミネソタから大都会サンフランシスコへと引っ越すことになったのです。
引っ越しは思っていたのと違って、今までの家と違い庭もなく古い家で、引っ越し荷物も手違いでなかなか届かず。
12歳の少女の気持ちの動きをを5つの感情が上手に表しています。
すごくいい映画なのに、インサイドヘッドがひどいといわれるのはヨロコビがいじめっ子のような態度になってしまっているところが大きいのです。
インサイドヘッドヨロコビはいじめっ子?
インサイトヘッドの五人の感情の中でぶっちぎりで友達になりたくないのがヨロコビなんですよ。
— キムラユヅル (@YDR_Jerseyman) August 2, 2015
ヨロコビは決していじめっ子ではないのですが、そのように感じてしまうのは、4つの理由があります。
- 他の感情に対して命令口調。
- カナシミに思い出のボールに触るなと怒鳴る
- カナシミに床に円を描いてここから出ないように指示する。
- カナシミの言う事をスルー、否定する。
自分以外の感情に対して命令口調なのもありますが、特にカナシミに対する態度がひどいです。
一つずつ見ていきましょう!
他の感情に対して命令口調
ヨコロビは、他の感情に対して他の感情に対して上から目線というか、ちょっと命令口調になっています。
一番最初に生まれた感情なので、自分はリーダーで、ライリーの感情の総司令官だと思っているようです。
そして、他の感情もそのヨロコビの態度を受け入れているので、ますます調子に乗ってしまうというか、助長されているような感じです。
カナシミに思い出のボールに触るなと怒鳴る
色々なもの失って新しい環境に放り込まれたライリーの調子は悪くなってきます。
カナシミが暴走してしまい、操縦室の中でミスばかりして、その影響でライリーの心のバランスが崩れていきます。
カナシミが過去の思い出のボールを触ろうとすると「触らないで!」と怒鳴り散らしているのがヨロコビです。
金色に光っているボールにカナシミが触れると色がカナシミと同じブルーに変わってしまいます。
少しでもブルーになったらヨロコビが「触らないで!」と怒鳴るのです。
床に円を描いてカナシミにここから出ないように指示
ミスをしてしまうカナシミに対して、床に円を描いてそこから一歩も動くなと指示をします。
カナシミが動くとボールを触ってしまったり操縦ミスをするからというのが理由です。
もちろんライリーの気持ちを明るくしてあげたいという使命感からこのような行動にでたのでしょう。
でもこの場面ではちょっと行き過ぎでは?と思ってしまいます。
カナシミの言う事をスルー、否定する
ヨロコビとカナシミは、あるきっかけで操縦室から放り出されて、ライリーの頭の中の記憶の世界を彷徨い歩くことになります。
このままではライリーの感情のコントロールが効かなくなってしまうので、はやく指令党に戻らないといけないのですが、指令本部ははるか遠くです。
危険な近道をしようとするヨロコビを心配して止めようとカナシミが言いますが、全くいう事を聞いてくれません。
悲しみの言うことには、全然耳を貸そうとしないのです。
そんな時、いじわるというか、自分が一番って思ってるんだろうな~・・と感じてしまいます。
このように、ヨロコビが他の感情、特にカナシミに対していじめをやっているように見えてしまうため、インサイドヘッドはひどい!ヨロコビはいじめっ子だ!と言われてしまうのでしょう。
ライリーがもとに戻るために
「親の立場からすると、子どもには喜びを中心に生きてほしい」と願うという大竹しのぶさん。でもカナシミを演じながら「カナシミがあるからこそ、ヨロコビが生まれる」ということを改めて実感したそうですよ。深いですぅ。#kinro #インサイドヘッド #ディズニー #ピクサー pic.twitter.com/Soj6pRXHRe
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) June 16, 2017
映画の終盤でヨロコビは自分の役割を理解して、カナシミに記憶のボールを触ってもらって記憶を青く変えました。
ヨロコビが色々な感情が混ざり合って思い出が作作られるということに気づけたのです。
ヨロコビだけじゃなく、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリどれも素晴らしい思い出であり、ライリーの心を育てているということが理解できたのですね。
壊れていたコンソールパネルはカナシミによって復活しました。
英語版タイトルはinsideout
ちなみに英語版の方のタイトルは『insideout』で、裏返しという意味です。
ヨロコビとカナシミは裏返しということを表現しているのかもしれません。
その表れか、髪の色は同じなんですよね!
インサイドヘッドヨロコビがいじめっ子のまとめ
インサイド・ヘッドはものすごく深い作品だと思う。
— 🍯しらたま🦋 (@4QuorumSensing) January 2, 2023
むりやりポジティブに持って行ってしまうヨロコビが躁に見えてしまうところや、カナシミの役割、そしてどの感情も欠けてしまうとダメなんだってことがわかる。
どの感情も愛おしい。
そしてまた泣いた😢 pic.twitter.com/OUhp0qT6Ka
今回はインサイドヘッドヨロコビがいじめっ子?ひどい言われる理由はなぜ?ということで解説しました。
いじめっ子に見えたヨロコビの行動も全てはライリーの幸せのためにやったことでした。
そして最初はわからなかったけど、どの感情も大切な思い出ということを理解して、それぞれの感情を尊重するようになりました。
私自身ポジティブが良くて、ネガティヴが良くないと思う事もありましたが、どの感情も必要なものですね!
今回はインサイドヘッドヨロコビがいじめっ子?ひどい言われる理由はなぜ?ということで解説しました。