スオミの話をしようの元ネタはキサラギ?似ているという口コミを調査!
スオミの話をしようの元ネタはキサラギ?似ているという口コミを調査しました。
9月13日(金)に公開される『スオミの話をしよう』は、三谷幸喜監督の5年ぶり待望の最新作にして最高傑作ということで、話題になっています!
三谷ワールド全開のミステリー・コメディですが、実は元ネタは『キサラギ』という過去の映画なのでは?という口コミがあります。
似ているところがあるのでしょうか?
・『スオミの話をしよう』の元ネタは『キサラギ』なのか
・『スオミの話をしよう』と『キサラギ』の似ているところ
・『スオミの話をしよう』の元ネタはあるのかどうか
について調査しました!
スオミの話をしようの元ネタはキサラギ?
結論から言いますが、『スオミの話をしよう』の元ネタが『キサラギ』ではありません。
そもそも『スオミの話をしよう』には原作というものがないのです。
スオミの話をしようとキサラギが似ている
ただこの『スオミの話をしよう』と『キサラギ』が似ているという声があるのは事実です。
『「スオミの話をしよう」は突然、行方をくらませた大富豪の妻スオミの失踪を知り、夫が住む豪邸に彼女を愛した5人の男たちが集結する。彼らが語るスオミのイメージは、それぞれ見た目も、性格も全く異なるものだった』って『キサラギ』みたい。三谷幸喜の新作映画。https://t.co/kWY5bmsLVi
— タニグチリウイチ:2023年も引き続き週何日か三鷹通い (@uranichi) December 13, 2023
『スオミの話をしよう』は三谷幸喜版『キサラギ』? pic.twitter.com/wv5GlNfZPR
— ノーシン (@nothin0707) July 20, 2024
『スオミの話をしよう』の予告編を見て、なんか『キサラギ』を思い出してしまった
— かだ (@1000pointcount) July 8, 2024
このように、『スミオの話をしよう』の予告を見て、『キサラギ』を思い出すという口コミが散見されるのです。
スオミの話をしようとキサラギのあらすじをざっくりと
それぞれのあらすじをざっくりと説明すると・・・。
スオミの話をしようのあらすじ
『スオミの話をしよう』のあらすじは、フィンランドの美しい風景を背景に、失踪した大富豪の妻・スオミを巡るサスペンスコメディ。
大富豪の屋敷に集まったのは、スオミがかつて結婚していた4人の男性。
旦那さんも含めて、5人のスオミを愛する男たちが集結し、スオミがいなくなったことについて話しているうちに、誰が一番スオミを愛しているかのマウント合戦に・・・。
キサラギのあらすじ
一方、『キサラギ』のあらすじは、自殺したマイナーアイドル・如月ミキの一周忌にファンサイトを通じて集まった5人の男。
某ビルのペントハウスの中で、如月ミキの自殺に関してそれぞれの見解を話していきます。
スオミの話をしようとキサラギの似ているところ
スオミの話をしようとキサラギの似ているところはいくつかあります。
- 一つの部屋の中だけで完結している
- コメディとサスペンスの掛け合わせ
- 演劇的要素が強い
- 5人の男の人が1人の女性について語る
- 待ち受けているのは意外な展開
この点が似ているというか、同じです!
①一つの部屋の中だけで完結している
「スオミの話をしよう」と「キサラギ」はどちらも限られた場所で話が進んでいきます。
「スオミの話をしよう」はスオミの夫である大富豪の屋敷に、スオミの元夫らが集まってきて、物語が進行していきます。
一方「キサラギ」は、某ビルのペントハウスに集まって来てそこからお話が進んでいきます。
②コメディとサスペンスの掛け合わせ
「スオミの話をしよう」と「キサラギ」はどちらもコメディ×ミステリー仕立てになっています。
「スオミの話をしよう」はスオミが失踪してしまうというミステリでありながら、登場人物たちのコミカルなやり取りが予告の段階からわかりますね。
「キサラギ」もアイドルの自殺という重いテーマでありながら、ファンたちのやり取りがコミカルに描かれています。
③演劇的要素が強い
「スオミの話をしよう」と「キサラギ」はどちらも演劇的要素が強いです。
「スオミの話をしよう」は、元々舞台作家である三谷幸喜監督のが、今回は一度原点に戻って、思いきり演劇的な映画を作ってみよう!と思って手掛けた作品です。
また「キサラギ」も舞台劇と同様のスタイルで、大部分のストーリーが一つの部屋の中で完結します。
④5人の男の人が1人の女性について語る
「スオミの話をしよう」と「キサラギ」はどちらも5人の男性が1人の女性について語るというのがメインです。
「スオミの話をしよう」は現在の夫と、元夫たちです。
「キサラギ」の方は、アイドル・如月ミキのファンの男性です。
⑤待ち受けているのは意外な展開
「スオミの話をしよう」と「キサラギ」はどちらも見る人を驚かせる展開が待ち受けています。
「スオミの話をしよう」はスオミの失踪の真相が明らかになるにつれ、観ている人たちが驚く展開が進んでいきます。
「キサラギ」はアイドル・如月ミキの死の真相が明らかになることで、観客も驚く展開になっていきます。
スオミの話をしようとキサラギのキャスト
「スオミの話をしよう」と「キサラギ」が似てると言われる理由として、主要キャストが五人の男性と一人の女性という人数にも共通点があります。
「スオミの話をしよう」ではスオミという女性と元夫たち5人が主要キャストです。
「キサラギ」ではアイドル・如月ミキを中心に、それを取り巻くのは男性ファン5人です。
「スオミの話をしよう」と「キサラギ」の主要キャストを見てみましょう!
スオミの話をしようの主要キャスト
スオミ/演:長澤まさみ
失踪した人妻で、この話の中心人物。話せば話すほどいろいろな顔を持つことがわかる。
魚山大吉/演:遠藤憲一
スオミの1番目の夫、魚山大吉は血の気の多い庭師。
十勝左衛門/演:松坂桃李
2番目の夫十勝左衛門は怪しげなユーチューバー。自信家で見栄っ張りで、それゆえに人一倍ポジティブ思考の男です。
宇賀神守/演:小林隆
3番目の夫は情に厚い警察官です。スオミの失踪事件解明のため奔走します。
草野圭吾/演:西島秀俊
草野圭吾は、スオミの4番目の夫です。かなり神経質な警察官ということで、この失踪事件に関してもピリピリした雰囲気です。
寒川しずお/演:坂東彌十郎
スオミの5番目の夫寒川しずおは、現在の夫で身勝手な詩人です。全員が集まった屋敷はこの寒川しずおの屋敷です。
キサラギの主要キャスト
如月ミキ(きさらぎ ミキ)/演:酒井香奈子
2006年2月4日に死亡したグラビアアイドル。
家元(いえもと)/ 演: 小栗旬
如月ミキのファンサイトの運営者であり、一周忌追悼会の主催者。自称、しがない公務員。
オダ・ユージ/演: ユースケ・サンタマリア
一周忌追悼会の企画者。服装や言葉遣いなど、細かい部分に非常に厳しい生真面目な男性。
安男(やすお)/演: 塚地武雅
福島で農業を営んでおり、家元が主催した「如月ミキ1周忌追悼会」には片道6時間弱をかけて参加した。
いちご娘。/演: 香川照之
「如月ミキ1周忌追悼会」の参加者。電子掲示板上での女性らしい言動とハンドルネームとは裏腹に、実際は無職の中年男性。
スネーク/演: 小出恵介
「如月ミキ1周忌追悼会」の参加者で、都内の雑貨屋で働いている元バンドマン。如月ミキに告白して振られた過去を持つ。
スオミの話をしようとキサラギの違うところ
確かに舞台となる設定は似ているところが沢山ありました。
大きく違うところは、(ここが肝心な部分ですが)キャスティングを見たらわかります。
「スオミの話をしよう」の中心は、スオミ。
「キサラギ」の中心は話をする5人の男性というところ。です。
「スオミの話をしよう」では、スオミはいろいろな顔を持つ女性で、そのスオミの正体が明らかになっていくところに、面白味が出てくるのでしょう。
対する「キサラギ」の方は、アイドル・如月ミキの人物像というよりも、如月ミキの死の真相が中心になっているところではないでしょうか。
二つの作品は、話の軸となるところが違うようです。
似ているところが多い作品ですが、「スオミの話をしよう」がどのような落としどころがあるのか、というのがとても楽しみです。
スオミの話をしようの元ネタは?
『スオミの話をしよう』には元ネタというのがありません。
三谷幸喜氏による完全オリジナル作品になります。
しいて言えば、これは三谷幸喜氏が言われていたのですが、頭の中にあった最初のイメージは、巨匠=黒澤明監督の『天国と地獄』(1963年)だったそうです。
『天国と地獄』の前半部分が非常に演劇的で、一つの部屋で話が進んでいくのです。
もちろん『天国と地獄』はコメディではないので、三谷幸喜氏の頭の中で、この「スオミの話をしよう」に至るインスピレーションが湧いたのかもしれません。
原作もないしアニメでもないしテレビが元になった作品でもない、完全オリジナル作品は今あんまりないんですけども、その中の1本として、来年の日本映画にちょっとでも貢献できるといいなと思っております。
マイナビニュース
つまり、「スオミの話をしよう」と「キサラギ」の設定は似ているのですが、それはたまたま偶然似ているだけ、のようです。
三谷幸喜氏が「キサラギ」の事を知っているのか知らないのか、、、はわかりませんが、もし知っていたとしてもそこまで記憶にないのでしょう。
スオミの話をしようの元ネタまとめ
スオミの話をしようの元ネタはキサラギ?似ているという口コミを調査しました!
口コミなどを確認すると、確かに「スオミの話をしよう」と「キサラギ」は似ているところがたくさんありました!
『キサラギ』を元ネタにしているのでは?という声があるのもわかります。
しかしこのお話の中心にあるものが大きく違うようで、これが映画になるとフォーカスされているところの違いがはっきりとしてくると思います。
『スオミの話をしよう』は、三谷幸喜監督が、はっきりと元ネタはない、完全オリジナル作品とおっしゃっていました!
『スオミの話をしよう』は知れば知るほど、三谷幸喜監督のコメディの最高傑作になるのでは?と期待が膨らんできます。
9月13日の公開日が待ち遠しいですね!
スオミの話をしようの元ネタはキサラギ?似ているという口コミを調査しました!