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リメンバーミーデラクルスはクズ?最後死因や忘れてやるの意味は?

オハナ
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リメンバーミーデラクルスはクズ?最後死因や忘れてやるの意味は?

メキシコの伝統文化「死者の日」を題材にして、夢に情熱を燃やすことの大切さと家族愛の尊さを伝えたい物語として、2017年に公開されました。

キャッチコピーは「それは、時を超えて―家族をつなぐ、奇跡の歌」

ストーリーは謎ばかりで最後まで目が離せません。

ネタバレになりますが本当の悪者はデラクルスで、そのデラクルスはクズ確定でしょうか?

今回は、リメンバーミーのデラクルスに関して、クズ確定なのか、亡くなった原因の鐘の意味についてや、謎の言葉「忘れてやる」などについても解明していきます!

リメンバーミーデラクルスはクズ?

デラクルスは実在したメキシコの歌手、ペドロ・インファンテホルヘ・ネグレテであると言われています。

リメンバーミーのキャラクターになるエルネスト・デラクルスは少年ミゲルの憧れの人。

既に亡くなっているのですが、国民的英雄の歌手であり映画俳優で、映画のタイトル「リメンバーミー」は彼の代表曲でした。

音楽禁止の家に育ちながらも、ミゲルはエルネスト・デラクルスに憧れ、将来は彼のような歌手になりたいと夢見ていました。

デラクルスはミゲルの高祖父?

リヴェラ一家が代々音楽禁止になった理由は、ミゲルの高祖父が音楽の道に進むために家族を捨ててしまったからでした。

ミゲルは、家族に内緒で音楽コンテストに出場しようと思っていたのに、それが家族にバレてしまい、ミゲルが自作したギターを祖母破壊されてしまいます。

失意の抱えたミゲルは憧れのデラクルスの祭壇にやってきて驚きます。

デラクルスの祭壇に飾られているギターは、家の祭壇に飾られた家族写真(高祖父の顔は破り取られている)に写っていたのと同じギターだったのです。

このことから、ミゲルはデラクルスが高祖父なのだと思い込んでしまいます。

そして偶然が重なり、ミゲルは”死者の国”に行って、デラクルスに会う事になります。

デラクルスがクズの理由

デラクルスは、亡くなってからもその世界で”死者の日”には、自宅で招待客とパーティーをし、その後にコンサートを開くということをやっていました。

さすが生前は国民的英雄の歌手!ですが、自分はリハーサルをしたことがないとか、音楽コンクールが開かれ、優勝者だけがデラクルスの自宅に呼ばれるとか、少々高慢だな、という印象。

結論からいうと、デラクルスがこの物語の悪役です。

デラクルスは悪役にしてもかなりのクズですが、そのクズだという理由はいくつかあります。

  • リメンバーミーは自分の曲ではなく、ヘクターの作った曲だった
  • 家族の元に帰りたいというヘクターを引き留めるため毒殺
  • 亡くなってもなお反省せず、ヘクターを監禁
  • 自分の血縁の孫と思っていながらもミゲルも監禁

デラクルスの代表作は盗作だった

この映画のタイトルでもある「リメンバーミー」はデラクルスの代表作でしたが、この曲はヘクターが自分の子どもに向けて作った曲でした。

ヘクターを引き留めるため毒殺

ヘクターは音楽も大切だけど、家族の元に帰りたいという気持ちがありました。

でも、ヘクターが家族の元に帰ってしまうと、作曲する人がいなくなってしまいます。

どうやってもヘクターを引き留めることができないと思ったデラクルスは、ヘクターを毒殺してしまったのです。

ヘクターを監禁

その上、死者の国で再会したヘクターに対して、謝って許しを請うどころか、ヘクターを監禁してしまうのです!

ミゲルも監禁

そのデラクルスの姿を見て人柄に疑いを持つミゲルも監禁してしまいます!

この時点では、自分の血縁のある子だと思っていたのにですよ!

ひいひいおじいさんだと思っているデラクルスに監禁されるのですから、ミゲルもびっくりしますよね!

「家族なのに」と訴えるミゲルに対して「親友ですら手に掛けたんだ、家族
だからどうしたと言うんだ。」
と微笑みながら言い放ちます。

死者の国でヘクターの写真を奪って監禁してしまうということには、ヘクターが生者の国の人たちに忘れられて、死者の国でも姿が無くなってしまう事を意味します。

また、半死状態のミゲルを監禁することは、ミゲルを本当の死に追いやる事になるのです。

自分の家族でも親友でもそんなことができるデラクルスは本当にクズ以外の何者でもありません。

ミゲルの高祖父はデラクルスではなかった

ここまで読まれて気づいた人もいるでしょうが、ミゲルの高祖父は、デラクルスではなかったのです。

デラクルスの代表作「リメンバーミー」を作ったのが、ヘクターだったということ。

ヘクターが我が子(ミゲルの祖母ココ)のために作った曲でした。

デラクルスの祭壇に飾られていたギターもヘクターの物だったのです。

つまりミゲルの高祖父はヘクターだったのです。

デラクルスの嘘により、ミゲルは大きな勘違いをしてしまっていたのですね。

リメンバーミーデラクルス最後の死因

そんなクズのデラクルスですが、死因は鐘に押しつぶされてしまったことによる圧死です。

死者の国でのこと、ミゲルとヘクターは監禁されていた地下洞窟から脱出し、デラクルスを追い詰めますが、デラクルスのコンサートの舞台裏で、ミゲルは突き落とされそうになります。

ところが、その一部始終を高祖母のイメルダがカメラのスイッチを入れて会場中に映したのです。

その結果デラクルスは大ブーイングを浴び、聖獣アレブリヘによって投げ飛ばされ、大きな鐘に押しつぶされてしまうのです。

そして実は、”生者の国”での死因も同じだったのです。

”生者の国”の時は歌声に聞き惚れたスタッフが装置を間違えて操作したことで、ステージで歌っている途中に鐘に潰されて死んでしまったのです。

デラクルスの死因「鐘」の意味は?

実は、メキシコで「鐘」というのは特別な意味があります。

スペイン領であった1800年代初め、メキシコの最初の独立指導者イダルゴは、ドローレスの司祭だったので、民衆を集め演説するときに教会の鐘を鳴らしたのです。

現在は大統領が独立記念日にイダルゴの鐘を鳴らし、メキシコの国旗を振って締めくくるのが慣わしとなっています。

そんな自由の象徴である鐘につぶされて亡くなってしまうというのは、デラクルスも可哀想ですが、デラクルスの死因が鐘ということメッセージが隠されていると思われます。

デラクルスの決めセリフは「チャンスをつかめ!」です。

パートナーを殺してでも曲を盗み、成功のためには何でも犠牲にする精神です。

一方ミゲルは音楽の道に進みたいと思っても、反対する家族を傷つけたくないというところで、葛藤しています。

目標に突き進むことは大切だけれど、それが全てだとはミゲルは思わなかったんですね。

自由の象徴の鐘に潰されたというデラクルスの最後は、

自分の意思や要望だけで突き進むことが自由というわけではない、というメッセージ

ではないでしょうか!

そして、鐘を鳴らして人々を集めた独立指導者イダルゴのフルネームは、ミゲル・イダルゴ・イ・コスティージャと言いますから、何かしらのメッセージを感じますね!

リメンバーミーデラクルス忘れてやるの意味

”死者の国”から”生者の国”に戻ってきたミゲルや父の思い出を語るココにより「リメンバーミー」はヘクターの曲だということが判明しました。

デラクルスは不幸な事故で亡くなった英雄だったのですが、一転悪党扱いになってしまいました。

英雄デラクルスのお墓には銅像があって、もともとは名曲「リメンバーミー(忘れないよ)」と書かれていたのですが、「忘れてやる!」に書き換えられました。

反対にヘクターは名曲を生み出した作曲家ということがわかり、記念館が建てられました。

”死者の国”では自分が生きている人間の記憶から無くなると、消滅してしまいます。

それ以外に消えてなくなることはなくずっと暮らしていくのです。

デラクルスは、現在の死者の国の人々に蔑まれ、今後死者の国に行った人にも蔑まれ、どんなに辛くて肩身が狭くても存在し続けるということです。

「忘れてやる」になっていますが、デラクルスの事は銅像がある限り忘れられないでしょうか、ある意味イヤミともとれる言葉になりました。

リメンバーミーデラクルスのまとめ

リメンバーミーデラクルスはクズ?死因は鐘で忘れてやるの意味は何か解説しました。

リメンバーミーはメキシコの伝統文化「死者の日」を題材にした、夢に情熱を燃やすことの大切さと家族愛の尊さを伝えたい物語です。

その中で極悪人だったのは、デラクルスという伝説の歌手であり映画俳優でした。

世間の人が見ている姿はまったくの嘘だったのです。

デラクルスは、成功のために大切なパートナーを毒殺し、それがバレそうになると、証拠隠滅のために死者の国に行ってもなお、パートナーを陥れたり、家族であると思っていたミゲルにもひどい仕打ちをしました。

はっきり言ってデラクルスはクズでした。

死因は鐘に潰されてしまうという悲惨な状況でしたが、それにはあるメッセージが隠されているような気がします。

そして最後に銅像に残された「忘れてやる」という言葉は、ずっと悪者として名を残してしまったデラクルスに対しての嫌みなメッセージだったのだと思いました。

今回はリメンバーミーデラクルスはクズ?死因は鐘で忘れてやるの意味は何か解説しました。

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ABOUT ME
オハナ
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子育てカウンセラー            医療系転職コンサルタント
普段は犬と2人暮らしの在宅ワーカーです。趣味は旅行することと健康と美容に関すること。海外旅行も好きだけど最近は日本の良さ再発見して国内旅行にはまっています。
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