韓国のコーヒー薄い味の理由は?アイスアメリカーノなぜ人気があるのかも調査!
コーヒーといえば、世界中で愛される飲み物ですが、韓国のコーヒーと言えばアイスアメリカーノ、そしてその味と言えば薄いということが有名です。
今回はその理由や、なぜこれほどまでに人気があるのかを解説していきます。
一見、シンプルなこのドリンクがなぜこれほどまでに人々を虜にしているのでしょうか?
その答えは、意外と単純でありながらも深いものがあります。
このブログでは、韓国のアイスアメリカーノがなぜ薄い味わいなのか、そしてその薄さがどのようにして多くの人々を惹きつけるのかを探求します。
韓国特有の飲み物の文化、コーヒーに対する哲学、そしてその背後にある歴史的・社会的要因に迫ります。
コーヒー愛好家からカフェ文化のファンまで、韓国のアイスアメリカーノの人気の理由を解説していきます。
韓国のコーヒーアイスアメリカーノとは?
韓国ドラマの中でもよく出てくる「アメリカーノ」は日本人が思う「アメリカンコーヒー」とは違います。
日本でいう「アメリカンコーヒー」焙煎の浅いコーヒー豆で入れたコーヒー。
「アメリカーノ」はエスプレッソを水で薄めたコーヒーのこと!
だから、カフェインを多めしたいときとかは「ショット追加で」と言ってエスプレッソを増やすこともできます。
「アメリカン」のことはイタリア語で「アメリカーノ」と言いますが、そのイタリア語の「アメリカーノ」とも違うのです。
韓国ではこの薄い「アメリカーノ」もアイスで飲むことが主流!
日本よりも寒さ厳しい韓国ですが、韓国ドラマでも厳寒の中アイスアメリカーノを飲むシーンが多いと思います。
ではどうして、韓国ではこの「アイスアメリカーノ」の薄い味が人気なのでしょう?
韓国のコーヒーアイスアメリカーノが薄い理由
韓国でもっともポピュラーなコーヒー「アイスアメリカーノ」が薄い味には理由があります。
韓国のアイスアメリカーノが薄いのは気候と食文化の影響
どこの国でも飲み物の文化というのは食文化の背景に大きく影響されるようです。
韓国では全般的に、薄い味わいの飲み物が好まれる傾向があって、アイスアメリカーノの味もそれが反映されているような気がします。
韓国料理はトウガラシを多く使った辛い料理が多いです。
「ビビンバ」や「チヂミ」「キムチ」などはトウガラシが効いていますし、「サムギョプサル」などは少し油っぽいので、薄味の飲み物と一緒に食べたくなります。
韓国の食文化の中では、軽い味わいの飲み物が、口直しや食後のリフレッシュにちょうど良いとされているようなのも頷けますね。
食事中に飲むコーヒーであれば、薄味の飲み物は食事の味を邪魔しないため、アメリカーノの薄味は、食べ物の味をじゃましないという役割も持っています。
そして、韓国ドラマの中では食後にコーヒーを飲む場面がやたらと多いですね。
コーヒーは食事中も食事後もみんなに愛される飲み物なのですね!
韓国のアイスアメリカーノが薄いのは韓国の美容に対する姿勢から
美容大国の韓国!という言葉を聞いたことは有りませんか?
美容に関する新しい情報も韓国の方が一足先にという感じですし、韓国旅行に行くと、「韓国コスメ」をお土産にすると、周りの友達もとっても喜びます。
そのくらい美容=韓国の図式は一般的です。
こういった傾向はかなり前からで、韓国の人は美容や健康に対する意識が高く、一般的に軽い味わいの飲み物は糖分やカフェインが少ないと思われているのでより自然で軽い風味の飲み物を好む人が増えているのでしょう。
こういったことから、アイスアメリカーノの味は薄くても人気なのではないでしょうか!
糖分やカフェインが少ないだけなら、他の飲み物もあるのでは?という声が聞こえてきそうですが、コーヒーには脂肪燃焼効果もあるので、そういったものに対する期待感もあるのだと思います。
韓国のアイスアメリカーノが薄いのは飲む回数が多いから
韓国はカフェ大国と言われるほど、街中にカフェが多いです!
店舗数をみたら調べてみると、昨年末の時点で、韓国のカフェの店舗数は9万9000店!!
日本のセブンイレブンの数が2万1000店というから、人口はおよそ日本の半分なので、それを考えてみたらどれだけ多いの!!??って数ですよね!
それもそのはず、韓国の人はほんとにコーヒーが好きです。
私の友達で韓国の人がいますが、その人も暇さえあればカフェに行こう!とかコーヒー飲もう!って誘ってきます。
そして、韓国のカフェはテイクアウトも多くて、テイクアウト専門のコーヒーチェーン店もあります。
韓国の人はコロナになる以前から、コーヒーをテイクアウトして、手にもって飲みながら歩いたり、学校や図書館に行くときも、手にコーヒーを持っていきます。
また日本でもよく見かけるカフェで勉強している人たちも多いです。
家族が集まればコーヒー。
食事の時もコーヒー。
食事がすんでからもコーヒー。
というように、一日に何度もコーヒーを飲む習慣があるので、一日にたくさん飲んでもカフェインの摂りすぎにならないように薄いコーヒーなのでしょう!
韓国コーヒー「アイスアメリカーノ」人気の理由
韓国の人がコーヒーを飲む習慣がすごい!!というのはわかりますが、若い人まで人気で、しかもみんな冬でもアイスアメリカーノ!
凍えるほど寒くても冷たいアメリカーノを飲むのですが、その人気の秘密はなんでしょう?
アメリカーノの人気の理由は価格が安いから
実はたくさんあるカフェメニューの中でアメリカーノはとてもリーズナブルなんです!
だいたいどの店でも1番か2番目くらいに安い値段設定になっています。
だいたい日本円で今でも200円から300円くらいで買えます。
そしてメニューでは一番上にアメリカーノが書いてあることがほとんどなので、お店に来たら、ホッとかアイスかを選ぶだけでいいのです。
どれにしようか悩むよりも、手っ取り早くホットかアイスかを選ぶだけです。
量もとても多いですし、手っ取り早くたくさんのコーヒーを飲めるのなら、アメリカーノ一択ですよね!
そしてそのアメリカーノも冬であっても断然アイスなのです。
冬でもアイスアメリカーノが人気なのは住宅設備のおかげ
韓国はとても寒い国というのは皆さんご存じですよね。
でも韓国の友人が日本に遊びに来ると、「日本の冬は寒い」と口をそろえていいます。
その秘密は韓国の住宅設備にあるのです。
日本の住宅は床が冷たい、つまり日本の家にはオンドルがないから寒いというのです。
オンドルというのは部屋の床を加熱して、長い間、熱気が持続する韓国固有の暖房方式のことです。
昔の韓国は台所のかまどで煮炊きをして、その煙を部屋の床の下を通して、反対側から外に放出するシステムを作っていました。
床が温まって、家全体がぽかぽかとしてくるのです。
今ではかまどの煙を送るという温め方ではありませんが、床下暖房については日本よりも一歩も二歩も先に考えられていました。
その証拠があの韓国の人の座り方です。
女性でも胡坐を組むというのは日本の文化にはありませんが、韓国は床が暖かいので、そのまま床にピタリと身体をくっつける座り方が根付いていったのでしょう!
そんな暖かい部屋の中で、わざわざ熱いコーヒーを飲む必要もありません。
床暖房はともすれば空気の乾燥の原因にもなりますし、のどを潤すためには冷たいアメリカーノが一番ふさわしいのではないでしょうか!
まとめ
韓国のアメリカーノ文化、面白いですよね!
それぞれの国の文化で発達する食べ物も、飲み物も違うのですね!
韓国では冬でもアイスアメリカーノ!が不変のものになってきて、アイスアメリカーノを略して「アア」という造語まで生まれています。
最近はよく韓国ではやっているものが、そのあと日本に押しよせてくることがおおいので、もしかしたらこれからはアイスアメリカーノが日本で流行るかもしれません。
コロナも収束してきて、海外旅行も行けるようになってきた今、手軽にお隣勧告に出かけて、アイスアメリカーノ、韓国のカフェ文化を楽しむのもオススメです♪