ミッシング映画結末犯人は誰?あらすじネタバレで解説
ミッシング映画結末犯人は誰?あらすじネタバレで解説します。
5月17日(金)公開のこの作品は、「𠮷田恵輔監督と一緒に仕事がしたい」石原さとみさんがかねてから言われていたそうで、6年越しのオファーが叶ったそうです。
現代社会の“狂った”闇の側面をリアルに描いた作品。
監督自身が「執筆中に何度も手を止めた」「自身のキャリア史上、最も覚悟をもって挑んだ」と語っているほどのストーリー、衝撃のオリジナル脚本なので、今から話題になっています。
石原さとみさんもこういう作品がやりたかった!と熱演されています!
ミッシング映画結末は?あらすじネタバレ!犯人は捕まるのかを解説します。
映画ミッシングあらすじは?
この映画には原作となる漫画や小説はありません!
𠮷田恵輔監督の完全オリジナル作品です。
ストーリーは、娘の失踪事件をきっかけに、情報の荒波に巻き込まれ翻弄されていく母の姿を描いていく社会の派作品と言われていますが、どんなあらすじなのでしょう?
あらすじネタバレ
石原さとみさん演じる沙織里と、青木崇高さん演じる豊の娘、美羽が3ヶ月前に失踪。
ありとあらゆる手を尽くして、行方を捜すも有力な手掛かりはない。
娘が行方不明になったときに、母親の沙織里が推しのアイドルのコンサートに行っていたことや、髪の毛にメッシュを入れていたという風貌のことがSNSに投稿され、ネット上で誹謗中傷を受けてしまう。
予告編の、「なんかまためちゃくちゃひどいこと書かれてんだけど」という沙織里の発言。
「そんなに嫌なら見なきゃいいだろ」という豊に対し、「見ずにいられないんだよ」という沙織里。
感情的に動き回る母・沙織里に対し、父・豊は一見落ち着いて見える。
そんな落ち着いて見える夫のことが沙織里にはじれったく夫婦喧嘩が絶えなくなっていきます。
SNSでの誹謗中傷に晒された母親が徐々に平常心を失っていく中で、地元のTV局の砂田は真摯に取材を続けてくれていた。
でもその砂田に、局の上層部から、沙織里や、美羽失踪時の最後の目撃者である沙織里の弟へ世間の関心を煽るような取材をするように、指示が出てしまう。
犯人は?
犯人は誰でしょう?
最後に一緒にいたという弟が怪しいと誰もが思いますよね。
弟は思ったことをすぐ口にできないタイプなので怪しさが増してきます。
でも弟からすると、かわいらしい姪です。
そしてまた似たような事件もあるというので、事件は迷宮に・・・。
映画の中で犯人は特定されるのでしょうか??
ストーリーの結末
ここからは、、「最後はどうなるのか」を予告や試写会等でのレビューで予想しました!
予告編は、「本当ですか?」と驚く沙織里の声で終わります。
これは美羽が見つかったという電話だが、いたずらかなにかで、見つかったわけではない。
もう一件似たような失踪事件があり、その子供は見つかる。
でも、美羽は最後まではっきりしない。
明るい終わり方ではなさそうです。
タイトルには「見つからない」「行方不明で」「行方不明者たち」という意味があります。
そこに結末が暗示されているような気もします。
追記映画視聴後のネタバレ
ここからは、映画を視聴した後の感想をネタバレ含めて記していきます。
ネタバレ知りたくない方は、これ以上は読まないようにしてください。
映画『ミッシング』母親は推しのアイドルのライブに行っていた
娘の美羽ちゃんが失踪してしまうというこのお話、母親の沙織里は推しのアイドル「Blank」のライブに行っていました。
アイドルは、「Blank」という3人組で、沙織里の部屋にポスターが貼られていたり、テレビの映像などで、映画の中に何度か登場します。
映画『ミッシング』沙織里の弟が犯人ではない
沙織里の弟である圭吾を演じているのは、森優作さん。
予告編を見た時は、私のこの弟がもしかしたら犯人?と思っていましたが、結論を言うとこの弟は犯人ではありませんでした。
最後に美羽と一緒にいたのが圭吾で、取材に答えるときも、不自然な言動が多く、見るからに怪しいかったのです。
弟は、中学生でいじめに遭い、精神的におかしくなってしまっていました。
中学生の頃は、道で急に大声を出したり、不安定な言動が多かったと砂田たちの取材で明らかになります。
美羽が失踪した時に、職場の先輩から誘われて、裏カジノに行っていたことを隠すために、「脚立の乗った怪しい白い車を見た」だとか、「(自分は)ずっと家にいた」だとか、嘘をついていたのです。
姉の沙織里も知らなかった圭吾の過去が明らかになっていくのですが、圭吾もまた幼い頃変な男に連れ去られた経験があったのです。
その男の車が脚立の乗った白い車だったのです。
裏カジノに行っていたことだけではなく、美羽ちゃんの失踪事件は、過去の自分の事件を思い起こすきっかけになったため、あんなにも動揺していたのです。
映画『ミッシング』真犯人は誰?
映画『ミッシング』の真犯人はわからないままです。
そして、美羽ちゃんは見つかりません。
遺体も、生きている本人も、何も手がかりはないまま、映画は終わります。
そして、犯人も誰なのかわからないままです。
途中、生コントラックを運転してる弟が怪しいのでは?とミスリードさせるために、トラックが生コンクリートを流しだすシーンが映されたりしていましたが、弟は犯人ではないようです。
この映画は、幼女の失踪事件を軸としながらも、その事件を描いているのではなく、そういった事件に巻き込まれた人々のことを描いたのです。
ですので、犯人が誰というようなことは結末には必要ないのでですよね。
映画『ミッシング』予告編にある「その先にある光へ」とは?
子育てをした経験のある母親なら誰でもこの映画は涙なしでは見られない映画です。
予告編では「その先にある光へ」とあったので、私は予告編を見て犯人は捕まるのかと思っていましたが、「その先の光」とは別の物でした。
一つは事件から2年半以上経って、沙織里に対して謝罪をすることで、二人の仲は改善されたことがこの中で救われた出来事でした。
また、沙織里夫婦に、酷い誹謗中傷を繰り返していた男が刑事告訴されたことも少し溜飲が下がりました。
美羽と同じように行方不明になった女の子は見つかり、その子の母親が美羽を探すことを手伝ってくれることになった。
一番心がホッとしたのは沙織里が小学校に通う子ども達に対して、通学路で横断歩道を渡る補助をするボランティアを始めたことです。
美羽は見つからないので救われることはないのですが、これらのことが。予告で言ってた「その先の光」なのかな、と思いました。
映画『ミッシング』石原さとみが失禁するシーンも!
この映画は公開前から石原さとみさんの演技が凄いと言われていましたが、凄い以上に実際の家族の映像を垣間見ているような感じでした。
夫の豊を演じた青木崇高さんも、ホントにそこにいる一家のように、作りすぎない夫婦のそれぞれの在り方が強くでて、良かったです。
奥さんが一生懸命になるほど、旦那さんは落ち着いて対処しようとする、どこにでもいる夫婦なのです。
そして、今までニュースで行方不明の家族の話が出るたびに、「大変だな」とか「可哀想に」と思うことはあっても、現実を知らなかったことを痛感しました。
実際には、目に見える誹謗中傷だけでなく、職場での寄付のカンパに対する嫌みがあったり、貼ったポスターにいたずらで、子どもの目に画びょうが押しつけられたりするのです。
信じられないことに、チラシに書いた携帯番号に、警察を名乗る人物から、「お子さんが保護されましたよ」と、イタズラ電話まであるのです。
保護されていると信じて警察署に向かい、いたずらだったと気づいた時の、石原さんの表情が、ホントに子供を失った人のそれになっているのです。
顎が外れそうなほど口をあけ、目を見開いて、もはやどこを見ているかわからない表情で叫び、手足をけいれんさせてしまうほど震えてついには失禁してしまう。
そんなシーンを演じた石原さとみさんの覚悟のようなものを感じましたし、この映画で石原さとみさんは、もうかわいいだけの俳優ではなくなって、一つ上のステップに行ったなと思いました。
子供を育てる親ならば、涙なくしては見れない映画です。
帰りはかなり落ち込むないようではありますが、この映画は見てよかったと思った映画でした。
まとめ
ミッシング映画結末は?あらすじネタバレ!犯人は捕まるのかを解説しました!
今回の作品は石原さとみさんの出産後初の映画となります。
石原さとみさんは6年前から「𠮷田恵輔監督と一緒に仕事がしたい」と熱烈なオファーをされていたそうです。
石原さとみさんの迫真の演技は、まさに新境地を開いた作品!
石原さとみさんの演技がほんとに素晴らしい!今までみたことない石原さとみさんが見れます。
犯人はいったい誰なのか、映画の中で犯人は判明するのか、気になります。
今回はミッシング映画結末は?あらすじネタバレ!犯人は捕まるのかを解説しました。