ラストマイルの最後のシーンの意味を考察!ディーンフジオカ五十嵐の表情とは?
ラストマイルの最後のシーン意味を考察!ディーンフジオカ五十嵐の表情とは?ということで解説します!
ラストマイルは物流業界の問題点を浮き彫りにする社会派サスペンス映画。
満島ひかりさん主演で、ドラマ・アンナチュラルやMIU404と同じ世界線であるということで、公開前から話題になっていました。
最初は、物流センターで起きた、爆弾探しのサスペンス化と思っていたら、現代の社会問題を軸にした社会派サスペンスミステリー!
たくさんの人物が絡んでくるので、一度見ただけでは全てを理解するのが難しいです。
もちろんストーリー自体の解釈も人によって変わってくるとは思います。
さらに、最後のシーンで、ディーンフジオカ演じる五十嵐の表情の解釈が難しいという人がいます。
今回は、そのラストマイルの最後のシーンの意味を、五十嵐道元の表情や行動の意味から考察したいと思います。
ラストマイルの最後のシーン
「ラストマイル」鑑賞。ショッピングサイトのおかげで社畜も配送会社も運ちゃんもみんな不幸になるというA◯azon残酷物語。みんな大好き「アンナチュラル」や「MIU404」メンバーの顔見せと満島ひかりの不思議ちゃん演技、ディーンフジオカの小物界の大物演技が堪能できます pic.twitter.com/sqF7K8k0r0
— サミュエル・L・シュウイチ (@af3LuOWiofVqsP2) September 16, 2024
ラストマイルの最後のシーンでは、五十嵐の取った行動に観客は混乱したでしょう。
五十嵐は山﨑(中村倫也)のロッカーをで何かを探し、その時に山﨑が残した暗号に初めて気づきます。
そして、絶望の表情でベルトコンベアを見下ろすのでした。
この中でポイントは3つです。
・五十嵐が山﨑のロッカーで何を探したのか。
・山﨑が残したメッセージの意味
・最後の五十嵐の表情は?
ロッカーで何を探したのか?
デイリーファースト本社のサラは、エレナから「爆弾はもう一つある」と聞かされていました。
五十嵐は、サラからそのことを聞いていて、山﨑のロッカーで、山﨑の恋人の爆破犯である筧まりかの手がかりを探そうとしたのでしょう。
結局その筧まりかの手がかりはみつかりませんし、爆発物につながるようなものもみつかりません。
おそらくですが、エレナが言ってた「爆弾はもう一つある」というのは、自分の中にもいつ爆発してもいいくらい気持ちがいっぱいいいっぱいと言いたかったのではと思います。
それでも五十嵐はそのロッカーであることに気づくのです。
山﨑が残した暗号の意味は?
山﨑のロッカーで見つけたのは、「2.7m/s→0, 70kg」という文字です。
この文字は、映画の中で繰り返し登場しています。
「2.7m/s→0, 70kg」は、物流センターの過酷な労働環境の象徴で、以前センター長を務めていた山崎佑が残したメッセージだったのです。
劇中でも説明がありましたが、「2.7m/s」はベルトコンベアの速度を表していて、「70kg」はベルトコンベアの耐荷重のことです。
5年前の事件、山﨑が飛び降りたのは事故ではなく、ベルトコンベアと暴走する会社を止めようとして、自らベルコンベアを狙って落ちたことに気づいたのです。
五十嵐の表情の意味は?
五十嵐の最後の表情は絶望を感じたように見えました。
五十嵐は、おそらくこの時に初めてロッカーのメッセージを見たのでしょう。
そして5年前に偶然ベルトコンベアに落ちたのではなく、狙ってやったことを理解したのでしょう。
五十嵐も、事件を目撃していて、全くなにも感じなかったわけではなく、心の奥に爆弾を抱え込んでそれに蓋をしていたのではないでしょうか。
ラストマイルの最後のシーン五十嵐の気持ち
このラストマイルは「資本主義大量消費による物流システムが限界まできている」ことに問題提起を起こした映画です。
下請けとは立場がまったく違う五十嵐も、アメリカ本社にいるサラも、デイリーファーストが成長するための歯車でしかない。
ベルトコンベアを稼働させるためのパーツでしかないと気づいたのでしょう。
そして終わりの見えないこの物流の世界に絶望を感じたのかもしれません。
ラストマイル五十嵐についての口コミ
このラストマイルでは、最初は機械的に人を使っていた五十嵐が変わっていくところが見れます。
そんな五十嵐についての口コミを見てみましょう。
ラストマイルほんま良い〜〜〜〜五十嵐が一番人間臭くて大好きです
— ちぇ🩵 (@HYANI_66) September 15, 2024
「私はどっちだと思う?」は、人が飛び降りるような環境の職場で五十嵐のように生き残っていくか、多くの人のように限界がきて辞めていくかという意味だと思うけどエレナはどちらでもなかったな#ラストマイル
— こむぎ (@mugy_u_) September 15, 2024
ネタバレ避けつつ…
— さきとみ (@sgmnsgmy) September 14, 2024
ラストマイル見てから五十嵐を思い出しては泣いてて…ヒューマンエラーが許されない会社や社会だからこそ自分の心を守るため感情を捨てなんとか生き残ってた先にあのテロ事件が起きて…自分を守るため捨ててきたはずの感情達に殺されながら五十嵐はこれから生きていくのか……
ラストマイルの最後のシーン五十嵐のまとめ
今回は、ラストマイルの最後のシーンの意味を考察!ディーンフジオカ五十嵐の表情とは?ということで解説しました!
ラストマイルは2024年8月に公開された社会派サスペンス映画。
出演するキャストが多く複雑に絡み合って、そしてお話がどんどん進んでいくので、一度見ただけでは理解できない!と言われています。
私もパンフレットを購入して理解できた部分がありました。
沢山のキャストの中でもディーンフジオカさん演じる五十嵐道元の役は注目するところです。
最後の表情が何とも言えず、見てる方は苦しくなりました。
ぜひ皆さんにも劇場で観てほしいです。
今回はラストマイルの最後のシーンの意味を考察!ディーンフジオカ五十嵐の表情とは?ということで解説しました!